無料で使えて、とても高機能なサクラエディタ。
このサクラエディタにはパッケージ版と単体配布版という2種類が用意されています。
この2つはいったいどう違うのか?というのをわかりやすく解説していきます。
パッケージ版と単体配布版の違い
この違いを一言で表すなら、
「パッケージ版はOSにインストール“して”使用するもの」
「単体配布版はインストール“せず“に使用するもの」です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
パッケージ版
パッケージ版にはインストーラというものが含まれており、このインストーラを使用して、OSにインストールを行います。
インストールというのは、簡単に言えば「OSの管理下に置くこと」と言えます。
つまりWindowsにサクラエディタをインストールするということは、Windowsの管理下にサクラエディタを登録することと言い換えられるのです。
OSの管理下に置くとどんな良いことがあるのか、それは、OSの機能を通してサクラエディタにアクセスできるということです。
例を挙げますと、左下のスタートメニューからサクラエディタを起動できたり、右クリックで表示されるメニューに「サクラで開く」という項目を追加できたり、コントロールパネルからアンインストール(削除すること)が行えたりします。
もちろん直接「実行ファイル(.exeファイルのこと)」を実行して起動することもできます。
つまりパッケージ版は、サクラエディタ本体と、OSの管理下に置くためのインストール機能がセットになったものということです
単体配布版
単体配布版(もしくはダウンロード版)は、OSにインストールせず、サクラエディタ単体で使用できるようになっているものです。
パッケージ版と違って、単体配布版にはインストーラは含まれていません。
インストールせずに使うものだからです。
インストールが不要なので、ダウンロードして解凍し、exeファイルをダブルクリックすればすぐにサクラエディタを使うことができます。
USBメモリなどに入れて持ち運べば、ほかのPCでもすぐにサクラエディタを使用することができます。
個人的な設定ごと持ち運べたりするので、いろいろな人が使うパソコンで、設定をいじりたくない場合などにとても便利だと思います。
しかしデメリットももちろんあり、インストールしないということは、OSの管理下に置かずに使用するということなので、OSの機能を経由した使い方はできません。
パッケージ版でも同じことを書きましたが、以下のようなことはできません。
色々な方法を駆使すればできるのかもしれませんが、これらの機能を使いたい場合はおとなしくパッケージ版を使ったほうがよいでしょう。
まとめ どっちがいいの?
パッケージ版と単体配布版、結局どっちを使えばいいの?
結論から言うと、
- 自分しか使用しないPCならパッケージ版
- 自分以外の人も使用するPCなら単体配布版
をおすすめします。
もっと簡単に言うと、自分が好きに使っていいPCであればパッケージ版をインストールしたほうが便利ですし、色々な人が使う共用のPCであればほかの人に影響を及ぼさないようにインストールせずに使える単体配布版が安心です。
ここまで読んでそれでも「う~ん、よくわからないなぁ」という人は、仕事でつかうPCの場合上司や先輩の方に相談することをお勧めします。
趣味で使うパソコンの場合は、迷ったらパッケージ版で問題ありません。
サクラエディタを使いこなせると、様々な作業が効率よく行えるようになります。
セットアップはさっさと済ませて実際に使い始めてみましょう!
※サクラエディタ公式サイト → https://sakura-editor.github.io/
※ダウンロードページ → https://github.com/sakura-editor/sakura/releases
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